NANO CARBON

ナノカーボン事業

BUSINESS

NANO CARBON

ナノカーボンの分子イメージ

POSSIBILITY

未来を支える革新素材

Innovative Materials
for the Future.

未来を支える革新素材
「ナノカーボン」で、
産業の可能性を拓く

RDC CNTとRDCグラフェンという2つの素材を通じて、研究開発や量産ニーズに柔軟に応え、ナノカーボンの産業応用を加速させてまいります。
私たちは技術革新と環境調和の架け橋となる素材メーカーとして、未来を共に創るパートナーシップを大切にしています。

RDC」とは

Re Dispersion Carbon

株式会社ユニ・ロットと株式会社美粒の共同出願により商標登録申請中です。

RDCグラフェン + RDC CNTの可能性について

RDCグラフェンとRDC CNTは、それぞれ得意な性質が異なります。
RDCグラフェンとRDC CNTを組み合わせることで、お互いの弱点を補い合うだけでなく、リチウムイオン電池(LIB)の性能を大きく高める可能性があります。
さらに、RDCグラフェンはプラスチックのような樹脂にも簡単に混ぜられ、軽くて丈夫な材料に変えることができます。これは、電気自動車のボディを軽く強くして、走行距離を延ばすのにも役立ちます。
このように、RDCグラフェンとRDC CNTを組み合わせた技術は、次世代の電池や車、エレクトロニクスに大きな変革をもたらす可能性があるのです。

POTENTIAL

利用用途

優れた導電性や強度、熱伝導性、柔軟性を活かして、幅広い分野での応用が期待されている新素材です。

  • コーティング剤

    薄くても強度があり電気を通すという特性から、導電性塗料や耐久性の高い表面処理材として活用が可能となります。

    RDCグラフェンとRDC CNTのコーティング剤での使用イメージ
  • 次世代トランジスタ

    優れた電子移動度によりシリコンを超える性能を実現できる可能性があり、省電力高速デバイスのキーマテリアルとして期待されています。

    RDCグラフェンとRDC CNTの次世代トランジスタでの使用イメージ
  • 融雪関連

    優れた導電性および熱伝導性を活かし、塗膜やコーティングを用いた効率的な融雪システムへの応用が期待されています。

    RDCグラフェンとRDC CNTの融雪での使用イメージ
  • リチウムイオン電池

    電極材料の導電助剤として利用されることで電子の流れがスムーズになり、電池の大容量化が期待されています。

    RDCグラフェンとRDC CNTのリチウムイオン電池での使用イメージ
  • ディスプレイ

    高速で電子が移動する特性を活かし、ディスプレイの応答速度や画質の向上に貢献する素材として注目されています。

    RDCグラフェンとRDC CNTのディスプレイでの用途で使用イメージ
  • 太陽電池

    高い透過性と導電性を併せ持つことから、光を効率的に電力に変換できる次世代太陽電池材料として期待されています。

    RDCグラフェンとRDC CNTの太陽電池での用途で使用イメージ
  • スーパーキャパシタの電極材料

    急速な充放電が可能な特性を活かし、エネルギーを素早く蓄え放出できる蓄電デバイスの電極材料としての活用が進んでいます。

    RDCグラフェンとRDC CNTのスーパーキャパシタの電極材料での用途で使用イメージ
  • 次世代太陽電池「ペロブスカイト」

    導電性と安定性の両立が可能な点が評価されており、より高効率で長寿命なペロブスカイト型太陽電池の実現に貢献しています。

    RDCグラフェンとRDC CNTの次世代太陽電池「ペロブスカイト」の電極材料での用途で使用イメージ
  • 建築分野

    コンクリートや建材に添加することで、構造物の強度や耐久性、さらには環境負荷の低減にもつながる機能性材料として注目されています。

    RDCグラフェンとRDC CNTの建築分野での用途で使用イメージ
  • 各種樹脂

    熱安定性や機械的強度、電気特性の向上に寄与し、自動車、電子機器、航空機分野など幅広い用途での利用が期待されています。

    RDCグラフェンとRDC CNTの各種樹脂での用途で使用イメージ

    MATERIAL

    次世代産業を変えるナノカーボン素材

    黒鉛(グラファイト)

    一般的にグラフェンとCNTは黒鉛(グラファイト)から様々な手法により製造されています。
    弊社が製造・販売するRDC CNTは、一般的なCNTに対して独自技術により異物を除去し、解繊処理を施した製品です。
    また、弊社が製造・販売するRDCグラフェンは、膨張黒鉛を原料として剥離処理を施した製品です。

    RDC GRAPHENE

    RDCグラフェン(再分散性)

    分散性と導電性で、次世代産業を支える。
    • POINTダイヤモンドに匹敵する
      「強度」と「柔軟性」

      01

    • POINT強度は鋼鉄の
      200

      02

    • POINT銀よりも優れた
      「導電性」

      03

    • POINT熱伝導率は銅の
      10

      04

    ISSUE製造課題

    高品質なグラフェンの製造には、処理や装置に高いコストがかかります。
    「量産技術」の確立が求められており、実験室レベルでは実現できている性能を、安定して大量に生産する技術の開発と「不純物混入」のリスクヘッジが不可欠です。

    こうした課題に対し、RDCグラフェンは特殊技術により剥離処理することと、
    安定した品質と量産を両立することに成功しました。
    今後は質と量の両方で産業界のニーズに応え、本来期待される機能を発揮できる製品提供をしていきます。

    FLOW

    製造の流れ

    • 膨張化黒鉛

    • 泡レスDMR
      分散処理

    • 美粒開発高圧DMR
      剥離処理

    • RDCグラフェン

    DATA

    データ

    • 生産量

      月産25kg(2025年3月31日現在)2025年度中に月産150kgまで増産予定

    • ラマン分光データその1 ラマン分光データその2
    • ラマン分光データその1 ラマン分光データその2
    • 実験データ一覧

    RDC CNT

    解繊&異物除去

    未来素材の中核を担う、究極の軽さと強さ。
    • POINT強固な化学結合
      により安定

      01

    • POINT強度は鋼の
      20

      02

    • POINT銅の1,000倍以上の
      高い電流密度耐性

      03

    • POINT銅よりも高い
      熱伝導性

      04

    ISSUE製造課題

    CNT(カーボンナノチューブ)の製造においては「分散における技術」が大きな壁となっています。CNTは凝集しやすく、素材としての性能を発揮するためには、均一に分散させる高度な技術が求められます。
    また高純度・高品質な単層CNTを安定して生産するには、設備投資やプロセス管理の面で大きなコストが発生します。
    CNTの実用化において問題となっているのは、触媒などの異物対策と分散性です。絡み合ったCNTをいかに解繊し分散性を確保するのかがカギとなっています。

    こうした課題に対し、当社では独自の分散技術とプロセス制御手法を確立することで、
    RDC CNTは特殊技術により課題である「触媒などの異物除去」および「解繊」を実現しました。
    安全性にも十分に配慮した製造体制を構築し、産業応用に耐えうる信頼性の高い製品供給体制を整えています。

    FLOW

    製造の流れ

    • CNT(マルチ)

    • 泡レスDMR
      異物除去

    • 美粒開発モジュール
      解繊処理

    • RDC CNT

    OTHER

    その他研究についてResearch presentations in
    other carbon projects

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    RESEARCHER

    開発者紹介

    • M.NAKANO中野 満

      株式会社美粒 代表取締役

      美粒について
    • 1996年12月

      株式会社美粒設立

      1997年11月

      大阪市より「先端技術活用賞」を授与

      2000年03月

      神戸学院大学薬学部の福島教授を主たる研究者とする「高酸素運搬機能を有するパーフルオカーボン乳剤製造システム」を題目とする委託開発企業として化学技術振興財団より選定される

      2006年05月

      泡レス撹拌機関連の特許取得

      2013年06月

      BERYU SYSTEM アメリカ特許取得

      2015年08月

      BERYU SYSTEM 日本特許取得

      ※美粒HPの会社概要沿革から抜粋

    美粒について

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